みなさんこんにちは!よるむです。
わたしは人生で初めて行った婦人科で「子宮内膜症」「チョコレート嚢胞」と診断され、2023年8月から不妊治療を始めました。
そこで今回はわたしが行った不妊治療の初期検査についてお話ししたいと思います。
不妊治療を始めたきっかけについてはこちらの記事で
わたしが受けた不妊治療の初期検査
不妊治療を始めるにあたって、最初は卵胞の育ち具合や排卵日の予測をしてもらうタイミング法を並行しながら5つの検査を行いました。
初期検査についてはクリニックによって、何をするかは変わってくると思います。
わたしの通っているクリニックは産婦人科で不妊治療も行っているクリニックです。
なので不妊治療専門というわけではないので検査項目は、他の病院に比べると少ない方かもしれません。
- 子宮頸がん検査
- 卵胞期のホルモン検査(血液検査)
- 卵管造影検査
- フーナーテスト
- 精液検査
クリニックに通い始めて3週期目までに初期検査は終えました。
子宮頸がん検査
結果は陰性 問題なし
子宮頸がんの検査は不妊治療でなくても女性なら受けたことある方は多いですよね。
わたしの場合は33歳になるまで1度も受けたことがありませんでしたが、本当は20歳を過ぎたら2年に1回のペースで定期的に受けた方が良い検査です。
そもそもわたしはこの子宮頸がん検査が怖くて、婦人科の受診を避けてきました(^^;)
検査が痛そうなイメージがあったのですが、全然痛くなかったです。
細胞診といって子宮頚部を少し擦るのですが、何をされたのかよく分からないまま終了していました。笑
最初に子宮頚部を広げるために器具を入れるのが痛いと言われる方もいますが、わたしはそれも特に痛くなかったです。
こんな簡単だったならもっと若いうちに受けとけば良かったなぁ
子宮頸がん検査についてはこちらの記事がとても分かりやすく説明されています
卵胞期のホルモン検査(血液検査)
結果は全て正常値で問題なし
この検査では血中のホルモン数値によって卵巣機能について分かるそうです。
結果は採血して1週間くらいで出ました。
- LH(黄体化ホルモン)
-
成熟した卵胞を排出させるホルモン。
- FSH(卵胞刺激ホルモン)
-
卵胞を刺激して成長を促すホルモン。
- プロラクチン(乳腺刺激ホルモン)
-
本来は授乳期間中に分泌されるホルモン。妊娠希望の方で数値が高いと排卵障害などで月経不順になったりする。
- テストステロン(男性ホルモン)
-
卵細胞の成長成熟に必要な「顆粒膜細胞」の増殖に不可欠なホルモン。過剰な場合排卵障害の原因になる。
- エストラジオール
-
子宮内膜を厚くして着床しやすいようにするホルモン。数値が低い場合卵巣機能が低下している可能性がある。
わたしの卵胞期(生理3日目)のホルモン値結果
項目 | 基準値 | 結果 |
LH(黄体化ホルモン) | 2.4~12.6 | 3.8 |
FSH(卵胞刺激ホルモン) | 3.5~12.5 | 6.1 |
(乳腺刺激ホルモン) | プロラクチン4.9~29.3 | 11.8 |
(男性ホルモン) | テストテロン0.11~0.47 | 0.13 |
エストラジオール | 29~196 | 66 |
- LH/FSHの数値が低いと脳下垂体から卵巣への指示が行かないので、卵胞が育ちにくい。
- LH/FSHの数値が高いと卵巣の反応が悪く、卵胞が発育していない状態。
- LHの数値がFSHの数値よりも高い場合は、卵胞はたくさん出来ているが成熟・排卵に至らない状態。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) など
卵管造影検査
結果は問題なしで卵管は通っていました
卵管造影検査では、卵子と精子の通り道であり受精する場所である卵管が通っているかを確認します。
卵管が詰まっていると卵子と精子が出会えず、妊娠が出来ないのでとても大事な検査になります。
ただこの検査、不妊治療の中では激痛と話題の検査
わたしの場合痛みを通り越して失神してしまいました。笑
もう2度と受けたくない・・・!
しかしこの検査を終えると卵管が綺麗になり通りやすくなるので、検査後6カ月くらいは妊娠しやすくなるそうです!(ゴールデン期間
)余談
卵管造影検査では卵管に造影剤を流してレントゲンを撮ります。
そのレントゲン写真を見せてもらった時に自分の子宮の形が分かるのですが、わたしの子宮は想像以上に左側に寄っていました。
写真を見た時、卵管の通りよりも「え、どれが子宮?」ってなるくらいに。笑
先生曰くわたしは左の卵巣がチョコレート嚢胞で大きくなっているから、そっちに寄っちゃっているんだと思うと言われました。
そこまで問題になるものではないけど、寄っちゃってる分左の卵管は少しくちゃくちゃっとなってるから、どちらかと言えば右からの排卵の方が妊娠しやすいかもしれないそうです。
フーナーテスト
結果は不良 精子が1匹もいない
フーナーテストは精子が子宮内に上手く入り込めているかの検査で、排卵期に夫婦生活を持ち頚管粘液の中に精子がどれくらいいるか調べます。
私たちの場合、1匹も精子が確認できない状態でした。
先生にはこの結果を受けて、精子の状態が良くない可能性もあるのでまずは「精液検査」をしましょうと言われました。
フーナーテストが不良の場合、タイミング法では妊娠できない可能性もあり人工授精を勧めされました。
正直な所かなりショックでした・・・でも少しずつ原因が明らかになりつつある気がして、改めて不妊治療を始めて良かったと思いました。
動いている精子の数で判断する
- 優 15以上 妊娠率が高い
- 良 10~14 十分に妊娠に期待が出来る
- 可 5~9 妊娠に期待が出来る
- 不良 4以下 妊娠率が低い
精液検査
1回目はあまり良くない、2回目は普通
結果はフーナーテストが不良だったこともあり心配していましたが、案の定1回目の数値はすべての項目クリニックの基準値よりも下回っていました。
ただ先生曰く全く妊娠できない数値というわけではないけど、良くはないという感じでした。
正常値 | 1回目 | 2回目 | |
精液量 | 2ml以上 | 1.8ml | 3.7ml |
精子濃度 | 4000万/ml | 1970万/ml | 4390万/ml |
運動率 | 60%以上 | 45.7% | 47.4% |
前進運動率 | 25%以上 | 11.2% | 26.7% |
正常形態率 | 30%以上 | 24.8% | 28.9% |
SMI | 80以上 | 29 | 100 |
正常値 | 1回目 | 2回目 | |
精液量 | 2ml以上 | 1.8ml | 3.7ml |
精子濃度 | 4000万/ml | 1970万/ml | 4390万/ml |
運動率 | 60%以上 | 45.7% | 47.4% |
前進運動率 | 25%以上 | 11.2% | 26.7% |
正常形態率 | 30%以上 | 24.8% | 28.9% |
SMI | 80以上 | 29 | 100 |
正常値に関してはわたしの通っているCLでの正常値です。
2回目は数値が上がったものもありましたが、精液量・精子濃度が上がっても運動率があまり良くない・・・
精子の動きは日によって変わるので、何とも言えませんが男性不妊と言うような数値ではないそうです。
ただフーナーテストも不良なのでやはり人工授精に進むことを勧められました。
初期検査各項目の金額
不妊治療でCLに通い始めて3周期目までに初期検査を終えましたが、かかった費用は合計30,920円。
検査の時は卵胞チェックやら排卵チェックも一緒にやっていることもあるので、検査単体の金額が分からないものもありますが各検査でかかった金額も公開します。
- 子宮頸がん検診+卵胞チェック 3,090円
- 卵胞期ホルモン検査(採血) 3,860円
- 卵管造影検査+抗生剤2日分 8,480円
- フーナーテスト+排卵チェック 2,120円
- 精液検査1回目 6,710円
- 精液検査2回目 6,660円
あくまでわたしが検査したクリニックでの一例となります。
検査の結果次第でプラスで他に検査が必要だったり、薬が処方されたり処置が必要なこともあるかもしれません。
わたしたちのように1回目の精液検査の結果が良くなく、2回目を実施したり・・・
わたし自身もそうでしたが、不妊治療を始めるにあたって「お金」に関する不安って誰にでもありますよね。
今回のわたしがした検査の金額はどちらかというと最低限の金額なのではないかな?と思います。
これから検査を受ける方の参考になれば嬉しいです。
まとめ
今回は不妊治療を始めたわたしが受けた初期検査についてお話ししました。
不妊治療でクリニックに通うのってやっぱり勇気いりますよね。
わたし自身通うまではいろんな感情が入り混じって一歩踏み出せずにいました。
- 自分が不妊かもしれないってことを認めたくない気持ち
- クリニックに行くこと自体のハードルが高く感じる
- 何か病気が見つかるのが怖い
- 検査や治療で痛みがあるのか不安 など
でもわたしは正直もっと早く始めておけば良かったなと思っています。
自己流でタイミングを取っていた時は排卵日を予測するのは結構大変で、正直ストレスでした(^^;)
わたしは基礎体温の高温期の入りが遅く、いつ排卵済みになったのかが分からないことが多かった・・・
クリニックに行けば排卵の時期や、排卵が済んだことも分かるのでタイミングとらなきゃ!という焦りも少なくなり気持ちが楽になりました。
自己流で頑張ってタイミングをとっていたとしても、そもそも排卵がされていなかったり、卵管が詰まっていたりしたらそれまでの頑張りがムダになってしまうのがもったいない。
なのでまずは初期検査で問題がないかを把握するのは大事なんじゃないかなと思います。
1年妊活して妊娠できない場合「不妊」と言われるみたいですが、1年をムダにするのが長い!
今妊活をしていて「まだ1年もたってないしな・・・」とクリニックへ行くことを悩んでいる方がいたら、ぜひ早めに受診してみることをお勧めします。
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